緊急事態宣言下の幼児の活動実態

ヘルスケア製品大手の花王と、順天堂大学が共同で調査した、緊急事態宣言下での幼児の活動実態が発表されました。

外出しづらかった2020年5月1日~5月14日の幼児の歩行数を調査しています。

結果は、平常時と比べ、2~6割も歩行数が減少していたことが分かりました。

平常時では、幼稚園・保育園への通園や園での活動で歩行数が担保されていました。

しかし、緊急事態宣言下では、「幼稚園・保育園が休園」「外出することがためらわれ、1日中室内に籠る」という状態で、体を動かす機会が乏しかったことが分かります。

このような歩行数・活動量の大幅な減少は、幼児期において望ましくない状態であることは明らかです。

記事内にもありますが、家庭の中であっても、「庭で思い切り遊ばせる」「階段の上り下りを意識的にさせる」「室内でトランポリンで遊ばせる」といった工夫で対策したいですね。

園においては、平時とは異なる基礎体力・基礎運動力であることを踏まえ、どのようにして平時と同じ成長カーブに引き上げることができるかが、最重要課題ですね。

 

花王 | 歩数調査からみた、緊急事態宣言下の幼児の活動実態
https://www.kao.com/jp/corporate/news/rd/2020/20200902-001/