<論理・市場・芸術>の3つ力を高めよう

エンゼルグループでは、教育目標として「げんきなこ がんばるこ やさしいこ」を掲げております。

また、エンゼルグループで導入している総幼研教育では、「知・情・体」をバランスよく育むようカリキュラムを組んでおります。

では、私たち大人は、どんな力を意識して高めていくのが良いでしょうか?

今回は「論理・市場・芸術」の力を高めよう、というお話です。

 

MEMO
今回のテーマは社会派ブロガーちきりん氏よりインスパイアを受けて執筆しております。

論理(ロジック)の力

論理(ロジック)の力は、文字通り、論理的な考えや、論理的な伝え方ができるようになろう、ということです。また、科学的な思考や考え方も含まれます。

 

スポーツ選手であれば、「どのような栄養をとるのが良いのか?」「どういうトレーニングをするのが良いのか?」「フォームのどこが問題でどのように意識していかなければならないのか?」といったことを、既知の情報から導き出し、因果関係や相関関係を見極めながら改善していく力が必要です。

 

当然ビジネスマンであっても、上司へは論理的な説明が望ましいですし、(相手にもよりますが)論理的な営業トークが必要な場合も多いでしょう。

 

市場(マーケット)の力

市場(マーケット)の力は、どうすれば市場から評価されることができるかを考える力です。価値を見い出す力とも言えます。

 

先ほどのスポーツ選手の例で言えば、数字の残せるスポーツ選手であっても、「どうすればより多くのファンを獲得できるのか?」「どうすれば良い団体からスカウトされるのか?」「どうすればスポンサーをつけられるのか?」といったマーケットの思考が抜けていると、実力の割りに良い団体に行けない。実力の割りに年俸が上がらない。ということになります。

近年で言えば、新庄監督が選手時代も、監督になった今も、この感性に優れていることが分かりますね。

 

ビジネスマンにとっても、この力は当然必須で、「今の世の中で何が受けているのか?」「これから盛り上がるのか?下火になっていくのか?」を見誤ってしまえば、商品開発や販売タイミングを見誤ってしまいますね。

転職や婚活においても同じで、「どんな売り方&売る場所なら自分をもっとも評価してもらえるのか?(友人のツテなのか?転職サイトで探すのか?転職エージェントを使うのか?)」「どんな売り方&売る場所なら自分をもっとも評価してもらえるのか?自分と価値観の合うパートナーが見つかるのか?(合コン・街コン・結婚相談所etc)」を間違えてしまうと、自分の持っている価値が低く評価されてしまったり、価値観の合うパートナーと出会うことが困難になってしまいます。市場を見る力が大切です。

芸術(アート)の力

芸術(アート)の力は、文字通りの芸術的なセンスと、生き様を併せ持ちます。

 

文字通りの芸術的なセンスは、人の心を震わせるアウトプット。と言えます。それはアイススケート羽生君の演技だったり、宮沢賢治の文学だったり、青学原監督の一言だったり、最新のiPhoneだったり「感動した!」「泣けた!」「やる気が出た!」「一目ぼれした!」と人の心を動かす力を持つアウトプットですね。

 

また、アートな生き様、というのもありますね。一本芯がある。ポリシーを感じる生き様というものです。「俺か、俺以外か?」のローランド様にはアートな生き様を感じますよね。

 

3つの力を高めよう

論理の力、市場の力、芸術の力は、バランスも重要です。

 

論理の力だけが高すぎると、「屁理屈な人」「正論おじさん」などと言われてしまいます。そうです。私の事です。

 

市場の力だけが高すぎると、お金の臭いしかしない人。金銭的価値だけで動く人になってしまいます。

 

芸術の力だけが高すぎると、常人には思いつかない超天才的なアウトプットは生まれますが、(市場に評価されずに)メシを食っていくには困ってしまったり、浮世離れして生きづらくなってしまいます。天才的な芸術家が自死を選ぶのは残念ながら珍しくありませんね。

 

これらの力は、意識して鍛えることで向上させることができます。私自身は大きく論理の力に偏っていることを自覚しています。そして、市場の力は人並み~やや高め。芸術の力は苦手。といった傾向です。

 

ですから、芸術の力は意識して鍛えていく必要があります。

 

そこで、一流の芸術・美術に触れることを意識的に行うようにしています。

 

本当に芸術の力なんて必要なの?と思われるかもしれませんが、世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」~という本がベストセラーになっている位ですから、やはり芸術の力は大切なんですね。

 

あなたは論理・市場・芸術の中でどの力が高いですか?どの力を高めたいですか?

 

芸術の力を高められそうな情報があったら、ぜひ教えてくださいね。

ロダン:考える人(筆者撮影)