子どもの事故を防ぐ

今回は、大人・保護者が気をつけたい「子どもの事故」を防ぐことについて、4つのケースについての注意喚起です。

 

◆お弁当

まだまだ暑い日が続きます。お弁当の食中毒には注意が必要です。

休日におでかけの際や、幼稚園にお弁当をお持ちの際には、食中毒に十分気を付けて準備をお願いします。

「ミニトマトのヘタは取った方がいいの?」

「おにぎりを作る時はラップを使った方がいいの?」

といった、お弁当を作る時に食中毒を予防する方法が、農林水産省のページが大変良くまとまっています。今一度確認をお願い致します。

お弁当づくりによる食中毒を予防するために(農林水産省)
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/lunchbox.html

◆花火

シーズンは終わりを迎えようとしておりますが、先日気になるニュースを見ましたのでご紹介します。

コロナ対策により、アルコール消毒をする機会が増えました。

アルコールの成分が、手や袖に残ったまま、手持ち花火に火を点けようとした場合に、気化したアルコールが発火し、浴衣や洋服が燃えてしまう事故が起こっているとのことです。

消毒直後は“火”に注意 アルコール気化し引火も

 

アルコール消毒直後の花火は避けましょう。

また、以前から言われている通り、花火の際にはサンダル履きではなく靴を履き、万が一に備えてバケツや桶に水を汲んでおくなど、十分な対策をとって楽しみましょう。

 

◆チャイルドシート

道交法では6歳未満の子どもにチャイルドシートの着用が義務付けられています。

では、6歳になったら、チャイルドシートは不要でしょうか?

JAFでは、通常のシートベルトをした際に、肩ベルトが首に当たらない身長140cmまではチャイルドシートやジュニアシートの利用を推奨しています。

万が一の事故の際に、子どもを守るチャイルドシートの利用を行っていきましょう。

 

◆ベランダ

 

2022年3月、滋賀県にて、マンションの駐車場で2歳男児が倒れているのが見つかり、後に死亡が確認されました。

原因は、4階の自宅ベランダの手すり(高さ1m)をよじ登り、誤って転落したとみられています。

室内からベランダに出る窓は施錠されていましたが、男児は最近自分で開けられるようになっていました。

このことから注意すべきことは以下の通りです。

・ベランダに出る窓には、子どもの手が届かない高い位置に補助錠をつける

・踏み台になるようなイス・テーブル・コンテナ・植木鉢・エアコン室外機などを置かない(登れないように工夫する・手すりから離す)

活発な子どもなら10秒もかからず手すりを乗り越えてしまいます。今一度ベランダ周辺の安全確認を行いましょう。

 

◆まとめ

幼児期の健康・安全・笑顔を守るのは、大人の日々の注意と意識の積み重ねです。

ぜひ、ご自身の点検と併せて、パートナーへの共有・子ども本人にも話をしてみてください。

ご家族皆様が、笑顔で安全に過ごせるよう願っております。