自助・共助・公助

菅政権発足以来、「自助・共助・公助」という言葉を良く耳にするようになりました。

元々は、災害時用のフレーズだったと認識しておりますが、菅政権発足以来、基本的社会生活のワードに変化したような気がします。

そして、基本的社会生活に「自助・共助・公助」を当てはめるならば、「自分のことは自分でなんとかする」「それでも困っていたら、ご近所・お仲間同士で助け合いましょう」「それでもダメなら公的機関が支援します」という意味です。

言い換えれば、病気・ケガ・災害など、災難や不幸があっても、「自己責任」「自力でなんとかしろ!」という社会だということですね。

「それは極論だろう」と思われるかもしれませんが、2018年の西日本豪雨・2019年の千葉県を襲った台風15号の最中に、政府がどのような対応をしたかを思い出せば、すでに「自助・共助・公助」は始まっていたとお気づきになるでしょう。

それらをふまえて、これからも「何かあったら政府・行政が助けてくれる」という期待はあまり持たない方が吉、です。

さて、愚痴を言っても始まりません。

「では私たちはどうすれば良いのか?」です。

答えは「自助の力を高めていく」ほかありません。

では「自助の力を高める」とは、どのようなことでしょうか。

例えば以下のようなことです。

  • 病気にならないように健康的な食生活と適度な運動を行う。
  • 犯罪に巻き込まれないように不必要に夜道を歩かない、自宅の防犯体制を整えておく。
  • 災害に備えて、防災対策を行う。食材・非常用品を備えておく。
  • 突然の収入減(断)に備え、一定の貯蓄は持っておく。

皆で自助力を高めていきましょう!