香りで具合が悪くなる人が増えています。
洗濯洗剤、柔軟剤を中心に、香りの強い商品も増えましたね。
良い香りと思われそうなものでも、その匂いを嗅いだだけで吐き気や頭痛などの体調不良を訴える人がいます。
香りによる害、ということで香害(こうがい)と呼ばれています。
なぜ良い香りで体調が悪くなるのか?
なぜ良い香りを嗅いだだけで体調が悪くなるのでしょうか?
それは、ラベンダーやジャスミンなど、自然の花の香りであっても、その原料は石油由来の化学物質であることがほとんどです。
香りの強い洗剤・柔軟剤を使った服を1日着続けるということは、鼻から石油由来の化学物質を吸い続けている、ということと同じです。
「化学物質を吸い続けている」
と思うと、気持ち悪くなるのも分かる気がしますね。
体調不良は一過性のもので済まなくなる
最初は良い香りだと思っていても、花粉症と同じように、ある一定量を超えるとアレルギー的な反応が出ることが多いようです。
多くの場合には、体調不良になっても、その香りから離れて数十分~数時間が経てば、治る場合が多いです。
しかし、「最初は良い香りだと思っていたのに、ある時期から気持ちが悪くなってきた。それでも続けていたら、臭いに極度に過敏になって他人の香料を一瞬嗅いだだけで頭が痛くなるようになった。今では社会生活全般に支障をきたしている。」そのような症状に発展してしまう事例も少なくないようです。
まとめ
テレビや雑誌では、スポンサーの関係から「洗剤・柔軟剤を控えましょう」という報道をすることは難しいでしょう。
あなたの体調と健康の為、香り付き洗剤・柔軟剤の使用を見直すきっかけになれば幸いです。