前回に続き、2022年7月10日参議院選挙についてです。
前回は「あなたの1票は無駄ではない」ということをお伝えしました。
しかし、「よし、じゃあ投票に行ってみよう」と思ったけれど、
「じゃあ誰に投票すれば良いのか?」ということに悩む人もいるでしょう。
今回は「誰に投票すれば良いのか」を考えるヒントをまとめました。
まだ投票に1回も行ったことの無い人から、私のような政治経済マニアまで、参考になれば幸いです。
目次
レベル1.白票を投じる
これまで全く投票所に行ったことのないあなた。
政治に全く興味が無く、どの政党、誰に投票すれば全く分からないあなた。
まずは投票所に行って、白票を投じてみましょう。
私も、投票に行き始めた1回目は白票を投じました。
・選挙に行ってる俺カッコイイ
・選挙に行ってるにもかかわらず誰にも投票しないというレジスタンスな俺カッコイイ
という中二病全開の思考でしたが、それが私の投票活動と政治について考え始めた第一歩でした。
きっとあなたも、この第一歩が政治について考える機会になることでしょう。
しかも、白票であっても、投票所に行けば、あなたの世代の投票率は、統計上間違いなく上がります。
あなたの同世代を助ける1票になるのです。
まずは白票でも投票に行きましょう。
レベル2.マッチサイトを活用する
最近では、インターネットサイトにて、アンケートのようにいくつかの質問を答えていくと、「あなたの考えに近いのは〇〇党です。」と教えてくれる便利なサイトがあります。
代表的なところでは、読売新聞や、Yahooなどですね。
(読売新聞ボートマッチへ)
(yahooの政党との相性診断へ)
今回の選挙では、経済・安全保障・エネルギー政策・憲法改正などが争点になっていますが、自分の考えに近い物を選んでみましょう。
分からない項目については、「分からない」「中立」と答えつつ、今後の関心・学びに繋げることが大切ですね。
レベル3.自分の選挙区の候補者について調べる
自分の選挙区の候補者について関心を持ちましょう。
どんな政治理念をもって、どんな政策を実行しようとしているのか(過去に実行してきたのか)を知っておきましょう。
今回の千葉であれば立候補者一覧は、先ほどの読売新聞や、Yahooなどにも掲載されていますね。
https://news.yahoo.co.jp/senkyo/candidate/district/12
気になる政党・気になる候補者がいたら、Google検索を行って、その候補者のWikipediaなども見て見ると、過去の経歴なども分かります。
選挙期間中に唱えている「〇〇をやります」という発言だけでなく、過去の実績・過去の不祥事などについても理解した上で判断したいところですね。
まとめ:2つの名言
「良き政治家は、良き国民からしか生まれない」
前回「あなたの1票は無駄ではない理由」に続き、参議院選挙について「じゃあ誰に投票すれば良いのか?」についての解決法をまとめてみました。
これが全てではないですし、より詳しく政治・経済について学ぶことは重要ですが、選挙に馴染みが無い、という人にとっては一つの道筋になっているのではないかと思います。
最後に、2つの名言を紹介して今回の参院選についての話題を終わりにしたいと思います。
1つ目の名言は、YouTube大学が大人気の中田敦彦さんより。
直近ではこの参議院選挙について何本もの動画で特集しています(私も参考にさせていただいております)。
本動画の最後のセリフは至言でした。
「良き政治家は、良き国民からしか生まれない」
これは真理だと思います。
私たちはついつい、「政治家は不祥事ばっかりだ」「どんな政治家を選んだって変わらない」と思ってしまいます。
しかし、民主主義が機能している日本において、どのような政治家を選ぶかは、私たち国民一人一人の教養と行動です。
私たちが試されているのです。
選挙人は、その選択に関し公的にも私的にも責任を問はれない。
しかし、「そんな風に言われてしまうと、投票に行くのに余計に躊躇してしまう」とも思ってしまいますね。
そんなあなたに2つ目の名言です。
その名言は、日本の最高法規である日本国憲法第15条に書いてあります。
選挙人は、その選択に関し公的にも私的にも責任を問はれない。
もし、あなたが投票した政治家が、想定外にとんでもないクズだったとしても、それはその政治家本人の責任であり、投票したあなたの責任は問われません。
「選んで失敗しちゃった」と思えば、次回の選挙の時にその反省を活かせば良いのです。
だから、まずは肩の力を抜いて、投票に行ってみましょう。
日本の今後の3年間を占う参議院選挙は7月10日です。
みんな選挙行こうぜ!