津川友介さん著の「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」を読みました。
様々な統計データを基に、「結局、何が体に良い食事なのか?」を解説してくれています。
結論を一部抜粋すると
●グループ1●
健康に良いことが複数報告されている
魚・野菜・果物・茶色い炭水化物・ナッツ類
●グループ2●
健康に良い可能性がある
納豆・ヨーグルト・酢・豆乳・お茶
●グループ3●
メリットもデメリットも報告されていない
その他
●グループ4●
健康に悪い可能性がある
マヨネーズ・マーガリン
●グループ5●
健康に悪いことが複数報告されている
牛肉・豚肉・白い炭水化物・じゃがいも・バター
となっていました。
これは、大人も子どもも基本的には同じ傾向で、成長期や活動量が多い場合には
・魚や鶏肉などの良質なたんぱく質
・加工していない野菜や果物
・茶色い炭水化物
でカロリーを補給するのが良いとされています。
また、幼児期は味覚が形成される時期であり、甘いお菓子で育った子どもは大人になってもお菓子を好むようになってしまい、人生の長期間にわたって肥満と健康への悪影響(糖尿病・高血圧・脳卒中)がみられる為、「親の責任は重大」と説いています。
さて、ご家庭の日常の食事と照らし合わせてみて、いかがでしたでしょうか。グループ1~5のどれが多い献立でしたか?
もちろん、「グループ4・5の食材は一切口にしてはいけない」こともないし、「健康な食事」に気を使い過ぎてストレスを感じてしまっては本末転倒です。
時には「家族みんなで誕生日ケーキを囲む」ということも素敵な時間ですからね。
しかし、人生を長期で見た場合には、「健康」は子どもにとっても家族にとっても人生の幸福度を大きく左右する要因ですから、全く考慮しないのは、後々に苦労する可能性が高まります。
楽しくおいしく健康な食事を続けていきましょう。