今回は、パソコン歴25年のマッチョな園長が、パソコン初心者の方に向けて、パソコンの選び方を紹介します。
これまで、親・友人・後輩・親戚・職場の仲間など、様々な人に「パソコン買いたいんだけど、どんなパソコン買ったらいい?」と聞かれてきました。
今回は2021年6月時点で、パソコン初心者の人はどんなパソコンを買ったらいいのか、まとめてみます。
最初に結論を言うと、
初心者ほど高性能なパソコンを買った方が良いです。
「初心者ほど高性能なパソコンを買った方が良い」理由
高性能なパソコンと、低性能なパソコンの最も分かりやすい違いは、ボタンを押してから、その反応が画面に返ってくるまでの時間です。
高性能なパソコンなら、クリックしてアプリが起動するまでの時間が、0.1秒で済むところが
低性能なパソコンだと、クリックしてアプリが起動するまでの時間が、10秒かかることがあります。
え?それだけ?と思うかもしれませんが、
ボタン押して、すぐに反応がないと不安になりません?(笑)
初心者の方の意見に「私は急いでないから10秒待つのは苦ではない」と思うかもしれません。
しかし、それが落とし穴です。
今回は10秒を例にしましたが、クリックして画面に反応があるまで何秒かかるか?はパソコンの性能や起動したいアプリ・環境によって異なり、使い慣れた人でなければ推測できません。
使い慣れた人であれば、何かをクリックした時に、「このパソコンは低性能だし、この起動しようとしているアプリは起動に時間がかかるタイプだから開くのに20秒くらいかかりそうだな」といった推測ができ、20秒じっと待つことができます。
しかし、初心者の人は、そのアプリがどのくらいの時間がかかって起動するか、推測することが難しいです。
また、自分が正しく操作できているか、不安になることも多いでしょう。
例)「ダブルクリック」がうまくいかなくて、何度か繰り返した、という経験ありませんか?
ですから、パソコンが反応しているのか反応していないのか区別が付かなかったり、待つことができずに、更に次の行動を行ってしまうことが多々あります。
結果、1つの処理が終わらずに、次々と命令を出されたパソコンは、処理が重なってしまい、
・思ったアプリが全然起動しなかったり、
・思いもしなかったアプリが起動してしまったり、
・同じアプリが3つも4つも起動してしまったり、
・本格的にフリーズしてしまったりします。
このようなことを防ぐために、初心者の人にこそ「ボタンを押したらすぐに反応するパソコン」が望ましいのです。
「初心者ほど高性能なパソコンがおすすめ」の真意は、「初心者はボタンを押したらすぐに反応するパソコンがおすすめ」、という訳です。
初心者におすすめパソコンの具体的な予算観
パソコンは高いものなら50万円のものもあります。
いくら「初心者ほど高性能なパソコンを!」とはいえ、50万円のパソコンはさすがにやりすぎだな、ということは理解しています。
では「ボタンを押したらすぐに反応するパソコン」はいくらくらいが目安なのか?と言われると、
メーカー・機種・販売店舗にもよりますが、新品なら15万円前後が一つの目安になるでしょう。
現在、パソコンの価格帯は広く、格安パソコンと言われるものなら3万円くらいからありますが、そのようなパソコンでは、「ボタンを押したらすぐに反応するパソコン」からはほど遠いです。
格安パソコンに「初心者におすすめ!」「最初の1台はこれ!」とPOPが付くこともありますが、私は到底すすめられません。
初心者におすすめパソコンの具体的な性能(スペック)
パソコンは性能(スペック)が数値で表されています。
画面の大きさ・文字の大きさ・キーボードの感触などは、実際に触ってみて、好みで選ばれると良いと思います。
今回は、「ボタンを押したらすぐに反応するパソコン」を選ぶことに集中してみます。
見るべきポイントは2つです。
メモリは、4GBではなく、8GBのものを選ぶこと
記録領域は、HDDではなく、SSDのものを選ぶこと
この2点です。
メモリは、作業領域と言われることが多いです。難しい理屈を抜きに言えば、多い方がキビキビ動きます。
記録領域は、500GBとか、1TBとか、どれだけたくさん記録できるか?の記録容量が書かれていることが多いですが、「ボタンを押したらすぐに反応するパソコン」を選ぶためには、記録容量よりも、「記録をどれだけ早く読み書きできるか?」の記録速度が重要です。
記録をどれだけ早く読み書きできるか?は、一般的なポップやHPでは数値で表記されていません。
しかし、どのような仕組みで記録しているか?が今では2種類の記録方式に分かれています。
HDD→容量は多いが、読み書き速度が遅い。
SSD→容量は少ないが、読み書き速度は早い。
初心者の人は、「たくさん記録できる方が良い」と思って、HDDを選びがちですが、それが罠です。
「ボタンを押したらすぐに反応するパソコン」を選ぶためには、どれだけたくさん記録できるか?という記録容量に惑わされずに、記録を早く読み書きできるSSDを選んでください。
「私はたくさん記録したいんだ!」という場合には、パソコンとは別に、外付けの記憶領域が1万円程度で買えますので、そちらで解決しましょう。
パソコン本体の記録領域は「記録速度が大事」です。
この2点に注意するだけで、「ボタンを押したらすぐに反応するパソコン」としては90点はとれるでしょう。
まとめ:初心者ほど高性能なパソコンを買った方が良い
・初心者ほど高性能なパソコンの方がストレスなく使える
・パソコンを選ぶ時のポイントは、メモリは8GB・記録領域はSSDを選ぶ
以上、マッチョな園長が語る、「初心者ほど高性能なパソコンを買った方が良い」理由と、初心者おすすめパソコンの選び方をお伝えしました。
あなたのパソコンライフが充実することを願っています!