役割を演じる

あなたは、ありのままに生きていますか?何かの役割を演じていますか?

私は、「園長」という役割、「良き夫」という役割、「良き父親」という役割の、3役を演じています。

演じている

私は、園長という役割を演じ、良き夫という役割を演じ、良き父親という役割を演じています。

数年前に、「ありのままに」という歌がヒットしましたので、現代では「ありのまま」という語感の方が世間ウケが良いのでしょうが、私が「ありのまま」に生きてしまったら大変です。

私がありのままに生きてしまったら、自堕落で、昼間からゴロゴロとして、努力もせず、勉強もせず、継続なんて3日もできない生活になってしまっていることでしょう。

 

しかしながら、ひょんなことから、園長という役割を任命することになりましたので、少しばかりの責任感とプライドで、誠実に仕事を行ったり、マッチョキャラになってみたりと、「尊敬される園長」「信頼される園長」「子どもたちから人気の園長」という役割を目指して演じております。

 

夫婦関係についても同様で、ひょんなことから、結婚してしまったので(?)、「この人と一緒になって良かった」と思ってもらえるように、日々の家事を手伝ったり、身の回りを小ぎれいにしたり、楽しいところに連れて行ったりと、「良き夫」という役割を演じています。

 

親子関係についても同様で、幸いなことに子どもに恵まれたので、「このお父さんの子どもに生まれて良かった」と思ってもらえるように、一緒に遊んであげたり、仕事をする姿を見せたり、色々な体験をさせてあげたりと、「良き父親」という役割を演じています。

 

いずれも、それぞれの役割の中で「より良い姿」を見せようと努めており、私のありのままの生き方とは全く異なる姿です。

では、「ありのままではない」ことが、悪か?と聞かれれば、そんなことはありません。

 

私にとっては、ありのままの生き方よりも、役割を演じている現状の方が、エキサイティングで、楽しくて、幸せであると、間違いなく言えます。

 

役割を演じることで得られる体験・経験、成長、充実感というものは間違いなくあるでしょう。

 

 

大切なこととして、役割を演じるには、見てくれる相手が必要です。

見てくれる相手がいなければ役割を演じることができませんからね。

私の役割に期待して日頃から見てくれている、教職員・保護者・園児たち、妻、我が子に感謝します。

 

人間だもの

でもね。

役割を演じ続けるのも楽ではありませんね。

 

私もそうです。

 

だから、時にはゴロゴロと昼寝をします。

だから、時にはスマホゲームに興じます。

だから、時には旧友と一緒にパチンコに遊びに行ったりもします。

 

24時間365日、役割を演じ続けることは難しいですからね。

 

だって、人間だもの。

 

まとめ

役割を演じる私と、ありのままの私。

どちらも、大切で必要な私です。

 

あなたは、ありのままに生きていますか?役割を演じていますか?