今回は、少し前の書籍になりますが、脳医学者の瀧靖之先生の書籍、「賢い子」に育てる究極のコツから、「賢い子」に育てる秘密道具を紹介します。
秘密道具「図鑑」
幼児期に育てるべきは「好奇心」
瀧先生は、幼児期に育てるべき一番重要な要素は「好奇心」だと強く言われています。
子どもが自ら興味や関心をもつ心が育っていれば、「知りたい」「学びたい」という欲求にも繋がり、それは学力にも、その後の様々な力にも繋がるからですね。
図鑑の重要性
そして、瀧先生の調査によると、「成績が伸びていった子は、幼い頃から図鑑が大好きで、よく見ていた」という共通点があったそうです。
見ていた図鑑の内容は、特段傾向は無く、
- 花
- 植物
- 動物
- 鳥
- 昆虫
- 乗り物
- 宇宙
など、人それぞれ。このジャンルの図鑑でなければならない、という傾向はないそうです。
しかし、多くの成績が伸びていった子は、字が読めるか読めないくらいの時期から、図鑑が家にあった、と言います。
図鑑に興味がない子どもには?
ただし!
本棚に図鑑が並んで入れば良い、だけでは効果はありません。
当然ですが、図鑑に興味がなければ宝の持ち腐れですからね。
子どもが図鑑に興味が無いようなら、「親自身が図鑑を読んでいる」姿を見せると、子どもは横から見てくる、と言います。
そして「これは子どもには難しそうだな」「この言葉は知らないだろう」などと、大人が情報を制限せずに伝えてあげると、大人が思った以上に子どもは情報を吸収すると言います。
図鑑の効果を更に高める為に
そして、図鑑の好奇心を一段と高める為には、
花の図鑑で見た花を、公園で探してみる。
反対に、公園で見つけた花を図鑑で確認してみる。
乗り物の図鑑で見た新幹線に、ワクワクドキドキしながら本物を見に行く・乗ってみる。
線路を走っている電車を、図鑑で確認してみる。
といった、「図鑑の知識」と、「リアルな体験」を、一致させる経験が、極めて効果的だと仰っています。
「知ること」が楽しくて仕方ない。
「好奇心」と合わせて、様々な知識欲・体験欲求が育まれていくのは、想像に難くないですね。
まとめ
今回は、脳医学者の瀧靖之先生の書籍、「賢い子」に育てる究極のコツから、「賢い子」に育てる秘密道具「図鑑」を紹介しました。
実は、私も本書を読み、図鑑の重要性を知って以来、娘が寝る前に一緒に図鑑を読んでいます。
妻はストーリーのある絵本を読むことが多く、フィクション・右脳・言語といった力を育てている傾向が強いですね。
私が図鑑を読むことが多く、リアル・左脳・数量といった力を育てている傾向が強いです。
本書では、他にも秘密道具が2つ紹介されています。
気になる方はぜひ一読をおすすめします。