世界の平和はギリギリのところで保たれている

第2次世界大戦以降、大きな戦争は起こっておりません。

80年近く、世界の平和は保たれてきました。

私たちを含む先進国に住む人々からすると、世界の平和は当然のように感じてしまいますが、実は、世界の平和はギリギリのところで保たれているのかもしれません。

ロシアがウクライナ侵攻

ロシアがウクライナの緊張状態が高まっています。

すでにウクライナ東部のルガンスク州とドネツク州の一部を「独立国家承認」としました。一部では軍の部隊を派遣したともいわれており、今後の展開によっては、軍事的・武力的な行為が始まってもおかしくない状況です。

 

対して、アメリカのバイデン大統領、イギリスのジョンソン大統領などが、対話による解決と、経済的な制裁によって、なんとか侵攻を止めようとしていますが、ロシアのプーチン大統領はそれには応じない雰囲気です。

 

このままロシアがウクライナに軍事的な侵攻を進めた場合に、アメリカやヨーロッパは、ロシアに対し経済的な制裁のみに留まるのか、武力的な解決に発展するのか、際どい状況になってきました。

 

中国はどう見ているのか

北京オリンピックが無事に開催できた中国ですが、習近平氏が、このロシアの動きをどう見ているのかは現在のところ不明です。

 

ロシアのプーチン大統領とは蜜月の仲とも言われており、「北京オリンピックの期間中の侵攻はオリンピックの盛り上がりに水を差すからやめてね」といった話があったとかないとか。

 

事実、北京オリンピック期間中の侵攻はなく、「終わった途端」というタイミングの現状です。

 

そして、習近平の狙いは、今回のロシアによるウクライナ侵攻を国際社会がどのように対応するか見定めていることでしょう。

 

来る、中国が台湾へ侵攻する際の参考にしたいと考えています。

 

世界の平和はギリギリで保たれている

ロシアのウクライナ侵攻により、もしかすると、ロシア対NATO(アメリカ&ヨーロッパ)による戦争に発展する可能性があります。

 

また、そのような混乱の中で、中国が台湾侵攻を行うかもしれません。

 

先進国同士の戦争はおよそ80年避けられてきましたが、どのような結末になるでしょうか。

 

世界の平和はギリギリのところで保たれてきたことが分かりますね。

 

コロナによるパンデミックに続き、今まさに歴史の教科書に載る出来事が起ころうとしています。

 

私たちが行うべきことは

まずはこのような国際問題に関心を持つことです。

 

成人、社会人として、国際問題・社会問題は、知らない・興味がないでは済まされないことです。

 

そして、知識を深め、自分の考えを持つこと。

 

そして、自分の考えに近い政治家への投票や応援活動などに繋げることが最も簡単な方法でしょう。

 

ロシアとウクライナ、中国と台湾、どちらも私たちには関係ない?

 

そんなことはありません。

 

ロシアとは北方領土、中国とは尖閣、両国とも現在進行形で日本と領土問題となっている国々ですよ。

 

放っておけば本州まで攻められる日がないとは言えないのです。